年度末恒例の「豊剣杯」が豊中高校道場で開催されました。OB・OGも多数参加し、現役生と卒業生が一堂に会するこの行事は、豊中剣道部の伝統と誇りを感じる特別な一日です。朝から道場には緊張と期待が入り混じった空気が漂い、木刀を構える音がいつもよりも重く響きました。
試合では、現役生がこれまでの成長を先輩たちに示すように果敢に立ち合いを挑みました。序盤は動きの硬さがありながらも、一本を取るたびに会場に歓声が上がり、世代を超えた剣の交流が広がりました。OBの先輩たちは、試合後に丁寧なアドバイスを送ってくださりました。
最後の立ち合いでは、三年生が現役最後の試合として、後輩たちとの真剣勝負を繰り広げました。竹刀がぶつかる音、踏み込む足の響き、息づかい——そのすべてに三年間の思いが込められていました。試合後、全員で円陣を組み、先輩から後輩へと伝統が引き継がれる瞬間は、豊中剣道部ならではの温かさに満ちていました。道場を包んだ静けさの中に、「次の代が必ずこの部を強くしていく」という確かな希望が感じられました。
